【激かわ】カンガルーより身近な動物!? オーストラリアでポッサムに会おう!

オーストラリアの動物

アボリジニの人々とのつながりも深い、ふわふわな動物です!

こんにちは!

「オーストラリア」と聞くと、みなさんなんの動物を思い浮かべますか?

大体の人が、コアラ、カンガルー、ウォンバット、カモノハシあたりを想像されると思います…が!!

なんと、オーストラリアにはこれらの動物よりもすぐに会いやすくて、元々オーストラリア固有種(現在はニュージーランドで外来種に汗)かつふわふわな可愛い動物がいるんです!

それがこちら!その名もなんと、「ポッサム(和名:フクロギツネ)」。

Flagstaff Gardensで撮った、木にぶら下がっているポッサムの写真

正式にはCommon Brushtail Possumというのですが、現地のみなさんは基本的にはポッサムと呼んでいます。

大きさは、猫より少し小さいくらいです。

カンガルーと同じくお腹には袋があり、赤ちゃんは背中に乗せて運んでいることが多いこちらの動物。くりくりの目に、ピンクの鼻が可愛い…!

Flagstaff Gardensで撮った、親子のポッサムの写真。

何を隠そう、私は大のポッサム好きなんです!!実際に動いている姿を是非見ていただきたいのですが、のしのし歩いている姿がなんとも愛らしいですよ♪

本記事では、特にメルボルンのどこで見られるかと、見る時の注意点、人間との関わりなどをご紹介します!

ちなみに…

ポッサムはオーストラリア内陸部、大陸西側以外のオーストラリア全土に広く生息しているため、メルボルン以外を訪れた際でも見れる可能性◎です!

ポッサムにも色々な種類があり、少し見た目の異なるポッサム(Common Ringtail Possum)や、近縁種にはフワフワな種類(Greater Glider)もいます…!こちらも可愛い!

メルボルンで会える場所

メルボルンでは、Southern Cross Stationの近くのFlagstaff GardensやParliament Houseの横のFitzroy Gardensといった大きな公園で見かけることができます!

特にわかりやすいのが、公園の入り口に立っている標識を確認することです。

例えば、こちらの標識。よくよく見ると…

Flagstaff Gardensの写真。

「ポッサムは保護されている動物です。餌を与えないでください」と書いてあります。

Flagstaff Gardensの標識の写真。

ポッサムがいる公園にはこの標識が立っているので、公園に行った時はぜひ確認してください♪

個人的にはFlagstaff Gardensにいつも夜の21時頃行っているのですが、すぐ横のQueen Victoria Marketでナイトマーケットをやっている日(夏と冬の水曜日)以外はほぼ確実に会えています。

それでは、実際に会う方法をご紹介します!

ポッサムに会える時間

ポッサムたちは夜行性のため、季節にもよりますが大体20~21時くらいの完全に暗くなった頃に公園に現れます。

オーストラリアの治安はそれほど悪くないですが、夜の公園に一人で行くのは絶対やめておきましょう。特に女性の方は、必ず友人や家族の方など他の方と一緒に訪れてくださいね!

普段は木の中の巣に住んでいるため、木によじ登っていたり、木の周辺の草むらで草を食べていたりすることが多いです。

ブラシ状のしっぽで木にぶら下がることもできるので、ポッサム同士がぶら下がりながら喧嘩している時などもあります。

本当に毎日いろんなことをしているので、毎回会うたびに別の姿を知ると言っても過言ではないです。しっぽで木にぶら下がっている姿を初めて見た時は衝撃的でした!

Flagstaff Gardensで撮った、木にしがみつくポッサムの写真。
Flagstaff Gardensで撮った、木の上にいるポッサムの写真。

この写真のように、ポッサムたちは「餌くれないかな〜」と言った感じで自ら寄ってくる子が結構います。

Flagstaff Gardensで撮った、こちらに近づくポッサムの写真。

ただ、野生動物なので餌をあげるのは厳禁

また、なぜたりフラッシュを使っての撮影をしたり、長時間近くに寄ったりするのはやめましょう。

適度な距離を保って観察するのが一番です◎

ちなみに、こちらのポッサムは、住んでいる場所などで毛の色(黒色、茶色、白色など)やサイズが異なるという面白い特徴があります。

タスマニアのポッサムは、大きくて非常にフワフワしているそう…!見てみたい!!

ポッサムと人間の関わり

このような形で都市部でも会いやすいポッサムは、現在でも人間との関わりが深い動物です。

例えば、見ての通りふわふわした毛皮を持っているため、アボリジニの方達はポッサムの毛皮を用いてマントを作り、家宝として子孫たちに伝えてきたそうです…!

以前こちらの記事で紹介した旧財務省の博物館でも、アボリジニの人々が入植者の人々にポッサムのマントを見せる絵が紹介されていました。また、メルボルン博物館でも、こちらのマントが展示されています。

また、オーストラリアで家に住んでいる人にとっては、屋根裏に巣を作ったり、家の花を食べたりする厄介な存在だそう。

日本でいうハクビシンやタヌキ的な存在らしく、自然と共存することの難しさを改めて考えさせられます。

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いかがでしたか?

オーストラリアにとって、非常に身近で関わりの深い動物・ポッサム。

皆さんも、オーストラリアに来た際にはぜひポッサムを見てくださいね♪

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